発達障がい者支援関係者研修会
5月14日(日)館林文化会館で和久田 学先生による
館林市主催の研修会が行われSUN-Tatebayashiのスタッフも参加しました♪
和久田 学先生は公益社団法人子どもの発達科学研究所主席研究員小児発達学博士で、
大阪大学大学院連合小児発達学研究科特任講師、浜松医科大学非常勤講師もされている先生です。
午前の講座は「行動から子どもを理解する」「個別支援の実際 事例検討を通して」という内容で
午後は「子どもの行動を考える 特別支援教育Ⅱ-基礎」「子どもの行動を変える 特別支援教育Ⅱ-応用」という内容でした。
ちょっぴりご紹介(*^u^*)
問題行動をとらえるというお話では「問題行動」と考えた時点で大人の主観が入っている
ということを聞き、思わず首を大きく縦に振りました・・・
「事実」と「解釈(大人の中に引き起こされる感情も)」を分けなければならない。
つまり・・・
・お友だちに意地悪をした ⇒大人の解釈
・お友だちの鉛筆を奪った ⇒大人の解釈
・お友だちの鉛筆を取った ⇒大人の解釈
・目の前にある鉛筆を取った ⇒事実
「問題」ではあるだろうが、まずは行動としてとらえる!
よく混同してしまいがちな「事実」と自分の「解釈」
プロという自覚を持ち、療育をしなければと実感いたしました。
課題分析のお話ではカップ麺の作り方を例に。
課題分析とは行動のまとまりを小さな行動単位に分解し、時系列に沿って並べること。
課題分析をすると・・・
・手順がはっきりする(いつも同じ手順になる)
・課題がはっきりする(つまづきの場所が分かる。)
・指示が具体的になる。支援者が変わっても同じになる。
課題分析ワークシートの例
さまざまな施設で活用できそうですね!
これにイラストを書き足しても分かりやすいと教えてくださいました。
職員の共通理解、一貫した指示の出し方の重要さも実感しました。
これらはほんの一部です。和久田 学先生の研修は
「え!?もう時間!?」と時間を忘れるくらいあっという間に過ぎてしまいました。
科学的根拠、エビデンスのあるお話はやはり違います!!!
分かりやすい+現場で挑戦できる貴重なお話をたくさんしてくださいました。
お忙しい中、遠方からお越しくださり本当にありがとうございました。
気になるなぁぁ・・
行ってみたいなぁ・・
と思った方・・・(^v^)
保護者向け・支援者向けのセミナーもあります!!
ぜひご覧になってください♪
公益社団法人 子どもの発達科学研究所
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2017年05月15日 カテゴリー: 研修・勉強会
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