自閉症スペクトラムとは、自閉症の特徴の総称です。英語で「Autistic Spectrum Disorder(s)」と言い、頭文字から略称「ASD」とも呼ばれています。コミュニケーションや想像力にわたり異なる特性を待つ為、認知の仕方、学習の仕方、注意の集中、感覚などに違いから、さまざまな生活上の困難を抱えており、 不登校・学習の不振・引きこもり・ニートなど多くの社会現象にも、自閉スペクトラム症が、二次的症状として深く関与しているとしていると言われています。
自閉症は生まれつきのものと理解する自閉症の子どもたちは他の子どもたちのように、「慣習」や「常識」に合わせた行動が難しい為、「わがまま」や「親のしつけの問題」と思われがちですが、自閉症の特徴は「生まれつきのもの」であり、子どもの「わがまま」や「親の問題」ではありません。
療育により生活上の困難を軽くできる自閉症スペクトラムは、効果の実証されたエビデンス(証拠、根拠)に基づく、個人一人一人の認知の違いに合わせた教育・療育支援により、さまざまな生活上の困難を軽くすることが可能です。
自閉症スペクトラムの特徴
- ひとりを好む
- 対人関係を維持しにくい
- コミュニケーションが苦手
- 興味の範囲が狭い
- 変化を極端に嫌う
- 感覚が過敏・鈍感など偏りがある
- 手順や同じ動作にこだわる
- 模倣、ごっこ遊びができない
自閉症スペクトラムへの対応方法
- 指示はシンプルにわかりやすく
- 事前に予定を伝える
- できた時はしっかりとほめる
- 否定ではなく、肯定的な表現をする